ご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
お正月と言えば、晴れ着で初詣、羽子板や駒回し、凧揚げなどが風物詩でしたが、最近では、箱根駅伝やラグビーなどのスポーツも人気があります。皆様におかれましても、それぞれ楽しい一時をお過ごしのことと思います。
今年1年が平穏でありますように、年頭に当たっていつも思うことですが、現実には、内外に課題が山積しており、政治の強いリーダーシップが求められています。
急速に進む地球温暖化により、世界中で異常気象が続き、身近な生態系も大きく変化しているようで、二酸化炭素の排出削減は待ったなしの課題です。ウクライナやガザでの戦争は泥沼化し子供たちの犠牲が増えており、人道的観点から一刻も早い停戦が求められます。
国内に目を転じれば、やはり、異常な物価高が気になります。ガソリンや電気などのエネルギー、お米を初めとした食料品まで、あらゆるものが高くなっています。スーパーなどに行くと、野菜の中には2?3倍になっているものもあり、とても手が出せません。
いくら賃上げをしても物価高に追い付かず、実質賃金は目減りする一方です。低所得者への給付金や様々な補助金も焼け石に水であり、アベノミクス以来の日銀の金融緩和政策を変更して、原材料の輸入価格高騰の一因になっている過度な円安を早く是正して欲しいものです。
昨年の総選挙の結果、与党が大敗し、政治が大きく変わり始めています。いわゆる103万円の壁がクローズアップされ、政治とカネの問題についても、使途不明の政策活動費の廃止や企業・団体献金の禁止など、政策ごとに各政党が協力すれば実現することも可能になっています。
7月には参議院選挙もあります。国民の意思で政治を動かすことができます。保身や目先の利益ではなく、私たちの生活を真剣に考える政治が行われ、一人一人が安心して生活できる社会の実現に向けて、一歩でも二歩でも前進する年であって欲しいと願ってやみません。